研究テーマ

 

抗加齢医学

統合医学

アマス(ロイワ)理論

※統合医学=細胞免疫学・代替療法(東洋医学・スタイナー医学)

公開資料について

 2017年度ももうすぐ終わりですが、今年度から勉強会や他の会合(主に学会)の参加報告を、トライアル的に公開していくことにしました。活動内容を今までより把握しやすくなると思います。

 尚、公開内容を読んでみて興味が或る方は、kumamaru@aaimc.com 宛にメールで問い合わせください。演者の了解を得ることが出来たら、原本資料をご提供します。

2017年度 活動報告

期 間:2017年4月1日~2018年3月31日

 

 昨年度と同様に1~3ヶ月おきの勉強会(後半は毎月)に加えて、室長熊丸が参加している医学会報告も書面に残し、HPにもアップした。尚、勉強会の内容についても、一部の会員からの要望があり、内容を会員にも知ってもらう意味で、講演者の了解を得たうえで、報告書は公開する形を取ることとした。又実際に講演で使われた資料(殆どはPPTかPDFファイル)もPW保護下のアーカイブに保存することとなった。会員から要望があった場合これも講演者の了解の上、PW通知で閲覧可能となっている。

 

1. 臨床医療活動として、主勤務先のAOI国際病院での、健康診断を主とする業務他

 

 開院後5年経過して、健康管理室の年間の受診者も延50,000人を超し、黒字経営も続き年商も確実に増加中。前年度同様に組織の目標として中国などアジア諸国からのメディカルツーリズムを継続するため、2017年度中にMedical Excellence Japan(MEJ)から、Japan International Hospitalという国際的な受診者を受け入れる体制が出来ていると言う認定を病院本体と共に健康管理室が2018年1月に正式にうけた。昨年受診希望者を紹介して貰うべく提携したJTBからは殆ど症例がなく、BIT国際という組織を通じて、少人数ながら、継続的に受診者が来院している。また2018年に入ってから、ベトナム人の受診、更に病院での診療希望依頼もあり、徐々に増えつつある。

 羽田空港から川を渡る橋を架けて直接当院の方に移動出来る道路が東京オリンピック2020迄に完成することになっており、アクセスの利便性からも、中国、ベトナム以外カンボジア、ミャンマーなどのアジアの国々からの受診者も受け入れるべく、それぞれの国の言語での問診票を作成して、準備をと整えてきている。

 第2,4水曜日のケイアイ秋葉原クリニックの循環器外来は患者数減少と三井記念病院からの循環器内科医外来が2枠になったこと為2017年度で終了となったが、同系列のケイアイクリニック四ッ谷本院で、第3週土曜のみ同様の外来を2018年度より開始する運びとなった。第2,4土曜日のパレスビルクリニックの人間ドック外来は継続しており、循環器疾患患者のフォローも都市部のExecutive向けの健康アドバイスも、続けることが出来ている。
(尚、2018年5月より汐留シティーセントラルクリニックでの外来診察が契約開始となったので、こちらでの内科診察、健康診断診察、内視鏡検査も開始となった。)

 

2. 心臓血管外科としての手術の手伝い

 
川崎市立川崎病院の症例数減少の影響もあり、済生会東部病院の手術が主体となってきたが、Stent治療では、同病院で手術に立ち会い経験を積んできた。近年の傾向として、大動脈瘤はかなりの確率でステント治療が採用されてきており、開胸術後の追加乃至再手術としての選択も増えている。超高齢者でのTAVI治療も増加中である。
 
  • ・ステントグラフト挿入:川崎市立川崎病院、(TEVAR 2例/EVAR 1例)
  • ・開胸弁置換術:済生会横浜市東部病院(大動脈弁2例、僧帽弁2例:形成術2例)
  • ・冠動脈バイパス術:川崎市立川崎病院で2例、済生会横浜市東部病院で1例
  • ・左房粘液腫摘出術:川崎市立川崎病院で1例
  • ・TAVI(経皮的大動脈弁置換術):済生会横浜市東部病院(11例)
  • ・大動脈置換術:済生会横浜市東部病院(上行+近位弓部置換、CABG2枝が1例)

3. 学術集会、研修会の参加

 
4月28,29日 第117回日本外科学会定期学術集会(パシフィコ横浜)
6月2,3日 第17回日本抗加齢医学会総会(東京国際フォーラム)
8月24,25日 第58回日本人間ドック学会学術大会(大宮ソニックシティ)
9月9日 第245回日本循環器学会関東甲信越地方会(ステーションコンファレンス東京)
翌2月11日 BLSプロバイダー更新コース受講(荻窪病院)
3月3,4日 ACLSプロバイダー更新コース受講(帝京大学板橋キャンパス)
3月10日 第176回日本胸部外科学会関東甲信越地方会(ステーションコンファレンス東京)
3月24,25日 第82回日本循環器学会学術総会(大阪国際会議場)

4. 勉強会の開催

 
5月27日 抗加齢医学のupdate:講師 熊丸裕也(AOI国際病院副院長)
10月14日 抗加齢医学のupdate II:講師 熊丸裕也(AOI国際病院副院長)
11月25日 先端医療の未来:講師 村上篤良(TBS社員、医学研究家)
12月9日 血管内治療の最先端:講師 奥野哲治(Clinica E.T. East院長)
1月13日 うつとレジリエンス:講師 吉川栄省(日医大多摩永山病院精神科部長)
2月24日 CDC6 RNAi療法:講師 阿保義久(北青山Dクリニック院長)
3月24日 ANK免疫祭病療法:講師 藤井真則(リンパ球バンク代表取締役社長)
Learn More:会員限定

5. 産業医活動

 

主勤務先のAOI国際病院の契約先5ヶ所は昨年のまま継続。

  • ・関東エース(株) 川崎営業所、鶴見営業所 (各毎月:但し、本社の味の素物流に統合されて健康診断他も本社のものに1本化されたため、2017年度で契約終了)
  • ・日本環境衛生センター(毎月)
  • ・東京油槽(株)(3ヶ月毎)
  • ・旭屋ミートセンター(3ヶ月毎)

個人契約の下記医科向け広告代理店に加えて、丸紅フットウェアの産業医訪問も開始

  • ・ファーマインターナショナル(毎月)
  • ・株式会社丸紅フットウェア(毎月)

 昨年度から始まった、メンタルストレスチェックの職員テストも、全ての契約先で行われ、集計結果について相談に応じた。高ストレス職員の割合はいずれも9~12%と全国平均レベルかそれ以上の部署も事業所によってはあり、多いと思われる職場からの面談の希望者は極希であった。(実際面談したのは、PI社の2名のみ)

6. 医療顧問としての活動

 

 PI社では今まで通り、医学知識に基づくアドバイスを訪問毎に求められ、可能な限りで提供。その中で、比較的最近発売された結核化学療法剤ディルティバについて、子宮頸管熟化不全に対する専門医の意見、心不全治療において心拍数を減少させる効果のある薬剤の効能についての専門家の意見、等の問い合わせにも応じ、専門医の紹介も行った。これらの業務は自らも勉強することで、非常にプラスなっている。

7. 個人的な医療相談

 

 友人知人からの、様々な医療相談にも、基本的に無料で応じている。
殆どは健康相談で自覚症状からどの診療かを受診すべきかと言う質問が多い。循環器系の症状では、軽症と思われる場合ケイアイ秋葉原クリニックにて、より高度な精査が必要な場合は、AOI国際病院を受診して貰う場合が多い。
同年代からの相談では、脳血管疾患などを懸念して頭部MRI検査の打診などもあり、内容は様々だが、相談者の納得がいく様に善処出来ていると思われる。

8. 追加活動

 

喫煙のハーム・リダクション

 

 2016年春より関わり始めた、禁煙困難者のためのリスク・リダクション製品(RRP)の日本国内での普及には興味深いものがある。Philip Morris社のiQOS(アイコス)に続いて、British American Tobacco社のGlo、更にJTも最近Ploom-Techが上梓され、喫煙者の中で、何と20%のシェアを占めるほどになった。

 2016年秋に日本で初めて、公衆衛生学の立場からハーム・リダクション会議が開かれたが、その間にたばこハーム・リダクションについての分野も設けられ、小生が米国Johns-Hopkins大学のJack E . Henningfield公衆衛生学教授と対談した。
(内容は抗加齢・統合医学研究室HPの中にLinkが有るので参照いただきたい。)

 そもそも、ハーム・リダクションとは社会や当事者への悪影響(害)の低減で、害を及ぼす行為や環境そのものを阻止するのではなく、それによって引き起こされるリスク、ダメージを低減させることを目的としている。例えば自動車は利便性がある一方で、致死的な事故を招くリスクや、排気ガスが生じる環境汚染も有る。しかし、自動車使用の禁止や運行制限でなくシートベルト、エアバッグ(近年は衝突防止システム)等の安全装置、排気ガス対策等によって、有害な影響を低減してきた。
米国疾患対策センター(CDC)はこうした工夫を評価しており、HIV感染の拡大を防ぐためのコンドーム使用や、薬物依存者に対する使い捨ての注射針に使用を喚起している欧州諸国もある。(性行為や薬物使用を禁ずるのは実際には難しい現実がある)

 禁煙困難者への対策を思いあぐねていた小生としては、この視点は理想ではないにしても取り敢えずの選択肢として、採用しない手はないと思い、以来この動きに興味を持って、賛成の立場を取ってきた。

 その流れで、昨年秋にはこの概念の推進者で、ギリシャのOnassis Cardiac Surgery Center循環器内科のKonstantinos Farsalinos氏と対談(これもHPにLinkが有るので参照のこと)した。彼はRRPの製品に興味を示す医師も多い一方で、毒性の高い物質が本当に低減されているかのデータの信憑性を、企業が出したものでは疑わしいという立場に対して、自ら臨床的にも検査を行い、その正当性について評価してくれている。

 これらの対談が何らかの形で海外にも伝わったのか、2018年2月にFoundation for a Smoke-Free Worldからメールにて依頼を受け、2月5日に日本の禁煙とRRP製品の動向についてインタビューを受けた。この内容は6月にポーランドで開催されるGlobal Forum for Nicotine 2018にて放映される予定とのこと。いずれ当該財団のHPにも掲載される模様にて、Linkを張る所存である。

以上