期間:2021年4月1日〜2022年3月31日
中国の武漢で2019年末に勃発したとされる新型コロナウィルス感染症(COVID-19 )が、我が国では年明けに広まり始め、結局世界中に広がってしまったことは、前年度報告したとおりだが、その後も変異株の出現などを含めて、容易には収束する兆しを見せず、大問題である。その蔓延と持続が世界中の人々の日常の生活、経済に与えた影響は計り知れず、人類史上かつてない現象であることは、言うまでもない。
前年度を振り替えると、2020年4月、国内新規患者は徐々に増え、第1次緊急事態宣言(4/7~5/25:東京、大阪など7都府県で開始、徐々に全国に拡大)により、一旦減少を認めたが、8月に再増加、9月になって小康状態を示す傾向があったが、下げ止まりとなり、11月から又増加が始まり、その後も増え続け、大晦日には全国4500例(東京1353例)とピークを迎え、第2次非常事態宣言が、2021年1月8日(この日全国8045例、東京2459例)に発令され、首都圏で始まったが、関西、中京圏に広がり、3月21日まで続いた。
今年度に入って、多少の変動があるものの全国1000例(東京337)を切ったのは一時的で、4月中旬以降全国での新規症例が5000例(東京875)を越すようになり、4/25に第3次緊急事態宣言が発令された。これは5/11まで継続された。(この時の全国ピーク患者数は、7059:5/12)この第4波と見なされる現象も一旦減少し始めるが、7月中旬以降再度増加が始まり、東京で8/13:5908人、全国で8/19:25975人のピークを迎えた。インドで発見された1日に現地で30万人の感染者を出したという、デルタ株の蔓延と関連しているとされ、第5波と見なされる現象である。この時期に第4次非常事態宣言が発令された。この時期は国内でも医療現場が逼迫し、コロナ患者の受け入れは限界だけでなく、他疾患の患者の治療が見送られることも少なくないような問題も多く発生した。デルタ株の病原性の強さによって、重症患者も増え続け、ECMOや人工呼吸器の装着で、高齢者より若中年者を優先せざるを得ないと言った、医療倫理的な問題となるニュースも散見された時期である。
この経過の間に、前年末から海外で開発されたコロナウィルスに対するワクチンが、日本でも入手できるようになり、まず3月から医療従事者で特にコロナ患者診療に従事するものからの接種が始まった。続いて非従事の医療職にも供給され、私自身も5/9に2回目のファイザー製ワクチンを完了できた。AOI 国際病院としても地域医療に貢献するべく、職員全員(約700名)に続いて、地域住民のワクチン接種を開始し継続した。人員と接種場所に制限があるため、100例前後/日が限度であったが、ほぼ連日午後に行ってきた。
直近の年度末集計では、5月より開始した1回目と3週間後の2回目のワクチン接種総数は、職員と一般市民の合計が11300回、更に、年明けから開始した3回目の接種は2067回であった。
その後病原性(毒性)は強くないが、感染力は過去の株とは比較にならないと言われるオミクロン株の出現となり、確かに重症患者は多くなく子供や若年者の感染、特に発症は見られにくいとされるものの出現で、新規感染者は2022年に入って急激に増え、第6波と考えられる蔓延が見られている。東京でも2/2の21,576名/日、全国で2/1,8の100,000人越えが認められたが、今までの所医療現場の切迫は、大きな問題とはなっていない。その結果蔓延防止法は3月21日に解除された。(添付図は3/28現在のデータ)
ワクチン接種も、その後の世界中の報告から、2回目接種後6ヶ月以上経過すると抗体が減少して感染しやすくなるというデータが多く、年末~年明けに、3回目接種を国内でも再開することとなり、自施設でも実施した。現在地域住民の接種を実施中である。
未だ未だ予断は許さないが、最近のウィルス株の傾向としては、いずれインフルエンザレベルになることも、近々内服治療薬が上梓され普及する見込みから、期待できそうである。
臨床医療活動:AOI国際病院の健康管理センター、病院上部消化管内視鏡、
前年度に引き続き、AOI国際病院での業務は、基本的に健康診断であり、日々の診察と検査結果の判定、読影に明け暮れている。前年度にコロナ禍で減少した受診者数も回復、と言うより未だに増加し続けており、年間の受診者数は65474名(前年度49600名)であった。売り上げも¥780,368,609(前年度¥702,638,902)と確実に伸びている。
院外での、健診以外の私自身の臨床活動については、下記に記述しておく。
健診の検査項目の1つである上部消化管内視鏡検査も、昨年度に健診センター内に内視鏡室を設立して以来、継続して活発に実施している。健診内視鏡室のために内視鏡パート医師を5人雇用し、月~金曜日連日、ほぼ10-12例をこなしている。年間総数で、3608症例であった。2021年10月に金曜日の内視鏡担当医師が急に辞めたため、その分は私自身が可能な限りカバーしている。
中国中心のインバウンドの受診は、さすがに中国人の日本への入国は未だに0であり、日本在住の中国人以外の受診は相変わらず途絶えている。但し今年度に入ってから、日本在住の中国人が中国へ帰国する場合に、事前にPCR検査検査をすることが義務づけられたので、その依頼を中国大使館から受け、依頼があればその都度実施する形をとった。
早くコロナ禍が落ち着いて、インバウンドの健康診断業務を発展させたいものである。
院外臨床活動
汐留シティセンターセントラルクリニックでの、毎週水曜日午前中の外来診察(健診診察6~7割、一般内科診察2割、循環器診療1割)も、今年度も継続している。診療人数も40-50名、結果判定が15名平均である。
第2、4土曜日の大手町パレスビルクリニックの人間ドック診療は昨年度3月で退職し
湘南ゆずクリニックでの毎週土曜日午前午後の診療を開始したが、藤沢市内と遠方でもあり、継続が難しいと、法人理事長と相談の上、下記に転職した。
サルスクリニック日本橋の開設が6月になり、6/5より毎週土曜日診療担当となった。
上記2カ所のクリニックの業務としてのコロナワクチン職域接種4回、それ以外にも所属する東京アメリカンクラブが主催した港区民を対象にした、地域住民集団接種も週末や水曜午後にサポートし、実質延べ3000例前後のワクチン接種の問診を経験した。この中にはアナフィラキシーショックのような重篤な副反応を示した症例はなかった。
その他
2020年後半より、北海道道東に訪問する機会があり、弟子屈町住民の方からの摩周厚生病院の診療支援の可能性を打診された。北海道厚生連事務局長とも面談し、可能性を当たってみたが、病院の状況としては、定年が近い院長の後任で、可能であれば透析患者管理が可能な医師を常勤で探しているとのことで、私自身の立場では難しいと判断した。しかしそのことがきっかけとなり、先ずは11月上旬に、旭川から更に北上した美深町の厚生病院で日当直業務をこなし、続いて釧路から更に根室方面にある厚岸の町立病院でスポットの日当直業務に応募し、それ以降不定期ながら、ほぼ毎月2泊3日前後の診療支援をすることになった。過疎化の進む地方自治体の医療体制は、北海道の主要都市以外では問題がおおく、慢性腎不全患者に対する透析が大きな課題の一つとなっている。町立厚岸病院にも透析施設があり、可能な限り透析患者管理を学んで支援できるようにしたい。
心臓血管外科医師としての手術手伝い
2021年度の心臓外科臨床経験としては、済生会横浜市東部病院でのTAVI(経皮的大動脈弁置換術)と川崎市立川崎病院でのPacemaker植え込み術の手伝いを実施した。
TAVIの24症例の内訳は、合併症のために手術が高リスクと考えられた例外的な62歳女性以外は、76-92歳(平均84.3歳)で男性8例、女性16例で、使用した弁はSapien 3(Edwards)が13例、Evolute Pro+(Medtronics)が11例であり、特に重篤な合併症は認めなかった。
Pacemeker植え込み術は、期間中6例で男性3例、女性3例、年齢76-91歳とTAVI同様高齢者ばかりであった。DDDモード Pacemakerが4例、VVIモード Pacemakerが2例で、後者の1例は、近年話題のleadless pacemaker Micra(Medtronics)であり、Pacemaker本体が、リード線なしに右心室内に植え込まれるという画期的なものであり、非常に興味深かった。
学術集会/討論会参加:今年度も、昨年に引き続きコロナウィルス感染症の蔓延の影響を受け、殆どの学会が、Web開催となった。
4/8-10第121回日本外科学会定期学術総会幕張メッセ/ 千葉大学外科 松原久裕
5/6 Tobacco Harm Reduction Discussion with Professor Kari Fagerstrom of Sweden (Web Meeting)に参加:THR先進国である英国とスウェーデンの現況について説明され、日本の現状と比較して討論を行った。電子タバコVaporやSnusが普及している英国、北欧諸国に比べると、加熱式タバコしかない我が国に現況は、多少劣っている気になるが、加熱式タバコの急速な普及で紙巻きたばこの消費が急激に減少したことは、やはり評価できると元気づけて貰えた。(Fagerstrom教授の講演内容は、研究活動欄の報告のファイルppt*を参照のこと)
6/25-27 第21回日本抗加齢医学会総会国立京都国際会館/京都府立医科大学消化器内科 内藤裕二 :やはり現地参加とWeb参加のハイブリッド開催となったが、業務の都合上26日土曜日と27日日曜日の聴講となる。
8/24タバコハームリダクション研究会による座談会(ホテルルポール麹町)にて発表、以下の参加者もそれぞれ発言し、中々国内で会合がないテーマについて討論がなされ、興味深い機会だった。(私自身の発表内容は報告欄のスライド**参照のこと)
田中和徳衆議院議員(元復興大臣、自民党次世代たばこ研究会会長):加熱式タバコに対して、減税をし愛煙家の健康被害を少しでも軽減できる政策を検討中
岸博幸 慶應義塾大学教授 元経産相官僚 :愛煙家であり、タバコハームリダクションには重要性を感じて居る
山路徹 ジャーナリスト :司会を務めた
國分俊文 自民党ルール形勢戦略議員連盟アドバイザー:田中議員の補佐役?
今池千賀子 消費者代表
北山伸 関西学院大学学生
9/10-11 第62回日本人間ドック学会学術大会 /特定医療法人財団 博愛会理事長 那須 繁
本学会も基本はWeb開催となり9/10-24に期間に、オンデマンド視聴が出来る形態となった。
9/30 The 4thScientific Summit on Tobacco Harm Reduction in Hong KongにWeb会議で参加しAsia Sectionで日本の現状の報告(私の発表スライドは報告欄参照***のこと)を行い、他国のKOLたちと討論。Asia諸国では、当局の理解、知識不足で、加熱式タバコや電子タバコを受け入れず、むしろ禁止しようとしている国が多いことを知った。(タイ、インドネシア、マレーシアなど)
10/31-11/3第74回日本胸部外科学会定期学術集会グランドプリンスホテル新高輪/慶應義塾大学外科学教室 心臓血管外科 志水秀行
この会合は、現地参加とWeb参加の併用でハイブリッド開催となった。
12/7,8 The E-Cigarette Summit Science, Regulation & Public Health Virtual Event:
Londonを拠点としたWeb会議で、THRに精通しているスウェーデン人のTomas Hammargrenから紹介され聴講した。英国を中心に多くの研究者たちのE-cigaretteの歴史、有益性、欧米での普及度が講演された。英国の分析によると、社会的に10台の世代の教育レベルと、喫煙率は反比例しており、これは非行や犯罪率とも相関していると言う疫学調査結果について触れた。一方、オーストラリア、ニュージーランドの発表もあり、同じ英国連邦でありながら、加熱式タバコは勿論、電子タバコも認可の段階で色々課題を抱えている点、欧州の中ではドイツがTHRに関して後進国であることもわかり、興味深い会合だった。(Summitプログラム****参照のこと。)
2022/3/3-5 第52回日本心臓血管外科学会学術総会パシフィコ横浜/埼玉医科大学国際医療センター小児心臓外科 鈴木孝明 本学会もコロナウィルス感染症の影響で、現地参加とWeb参加のハイブリッド開催であった。
3/11-13第86回日本循環器学会 完全Web開催 岡山大学医学部循環器内科 伊藤 浩/合同開催APSC2022 Asia Pacific Society of Cardiology Congress 2022和歌山医科大学循環器内科 赤坂隆史 国際学会と合同での開催でもあり、完全Web開催となった。
研修・講習会参加
6/3 認定産業医研修会 神奈川産業保険支援センター:「熱中症の対策における産業医の役割」講師/村上 稔医師 過去3年の労災事故の件数で、総数は減少しているものの、熱中症はむしろ増加傾向にあり、業種別には建設業での発生割合と、死亡率が高いことが分かっている。特にコロナウィルス感染による就業中のマスク着用も影響しており、より注意が必要となる。
6/18 認定産業医研修会 神奈川産業保険支援センター:「治療と職業生活における両立支援」
講師/千葉宏一医師 人口の高齢化に伴い高齢者雇用安定法などの施行により、70歳までの就業確保という新しいトレンドの中、疾病に罹患しながら就業するケースも増えており、平成28年2月に公表された「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」についてのわかりやすい解説がなされた。所属するAOI国際病院でもこの課題に対する今後の方針を検討し始めたところである。
7/5 認定産業医研修会 神奈川産業保険支援センター:「事例で学ぶ産業医巡視活動について」講師/村上 稔医師 産業医による職場の巡視活動は、労働安全衛生規則第15条で、「産業医は、少なくとも月に1回(事業者の了解を得ていれば2月毎1回)作業場等を巡視し、作業方法又は衛生状態に有害の恐れがあるときは直ちに、労働者の健康障害を防止するための必要な措置を講じなければならない。」と法的に規定されている。目的は、作業環境管理、作業管理、健康管理の視点から、安全衛生上の課題を指摘改善することにある。事務所の場合、室温、湿度、換気(CO2濃度)、照明がポイントとなる。低温や高温が人体に与える影響の評価も重要であり、有害物質を取り扱う作業場では特化物の規定に従って、その場の化合物濃度、粉塵量なども測定するとともに体内に吸収された可能性のある化学物質、代謝産物の定期測定も重要となる。更に、巡視を実施するだけでなく、報告書を毎回作成し記録を残すことも強調した。
7/19 認定産業医研修会 神奈川産業保険支援センター:「最近の労働衛生行政の動向について」 講師/中山絹代医師 前年度の労働災害発生は、死亡者数は減少しているものの、休業4日以上の死傷者数は増加している。前述のように雇用年齢の上昇、直近のコロナ禍の影響で、熱中症の課題も増加傾向にあり、同様の注意喚起が述べられた。反面、事務業務ではテレワークへの転換が進んでおり、平成30年に制定されたテレワークガイドラインも、その後の実態調査の結果に基づき、令和3年3月に改訂された。テレワーク時間のPCによる管理などが含まれており、時間外勤務超過も管理すべきであるとされている。この後の研修・講習会は、COVID-19問題のため、殆どが延期となったが、年度末に再開。
2022/3/24 認定産業医研修会 神奈川産業保険支援センター:「職場における発達障害」講師/伊藤裕康医師 頻繁に起こることではないが、何らかの発達障害の問題を持つ職員が職場にいることで問題となることもある。現場では、①あの人はおそらく発達障害、けどその先に進まない。②発達障害として配慮して居るつもりだが、状況は全く改善しない。③上司や担当者が疲れ果てている。④厳しく言っていいのかわからない。⑤復職先、異動先がない。⑥労災が怖い。⑦現場は混乱。という状況である。
そこで、産業医として上司や人事から相談を受けた場合、何を聞くべきか?それはかかりつけ医の診断や治せるかなどの病状ではなく、先ずその人に与えられている業務内容+量と、その業務をどれくらいこなせて居るのか?が重要で、通常見落とされがちである。その判断のキーとなるのが、安全か否か(A)、勤怠(K)、パフォーマンス(P)を基準にしなければならない、と解説。
職場は働く場所であり、障害があるかどうかではなく、業務に支障があるか否かで判断しなければダメ。この事は労働契約法にも明記されている。AKPは目安として最低8割が達成出来ていれば問題ないと判断する。講師は1990年に制定されたADA「障害を持つアメリカ人法」についても触れ、本質的な職務遂行(Essential Function)が重要であり、障害者であっても、能力にあった雇用(部門に求められる業務の一部を担い、それに合わせた賃金を払う)ができるという考え方の重要性を強調した。
発達障害が問題となって休職した場合でも、面談する場合は、産業医は勿論、上司、人事、本人全員が集まって土俵に上がることが肝心で、目安として3ヶ月で○○が出来るようになることを目標とし、そのために初めの1ヶ月は△△を、2ヶ月後には□□をすることにしましょうと、明確なゴールを設定して、文書に残して共有する、これで本人も対応しやすくなるのである。この際に、SMARTの法則に則り、限定的Specific, 数値化できるMeasurable, 達成可能Attainable, 関係があるRelevant, 期限Time flameをポイントとして、目標設定をするべきであるとした。ADAのもう一つの重要な要素として、結果を出すための合理的な配慮Reasonable Accommodationも強調し、車椅子の人ならば、レジ打ちのための台を低くする、職場やトイレへの移動手段確保などであり、発達障害ならば、スケジュールを明確にする、ルールを明確にするなどの配慮が必須とした。
私自身の産業医経験は既に14年になるが、メンタルな問題の例でこのような捉え方はしていなかったので、大変参考になった。
勉強会主催:今年度の勉強会は、コロナ感染症の蔓延のため4人以上の集会を避けるべきとの当局の勧告もあり、また会場の確保も難しく、誠に残念ながら1度も開催できなかった。
産業医活動
医療法人社団 葵会AOI国際病院(職員全体)と附属老健施設「葵の園川崎南部」の産業医
前者は毎月第3火曜日午後安全衛生委員会、後者は毎月第2木曜日午後安全衛生委員会
健診センター契約先:
東京油槽(株):3ヶ月おき訪問
旭屋ミートセンター:3ヶ月おき訪問
ペプチドリーム:6ヶ月おき訪問
丸全昭和運輸(株):時間外超過職員の面談多数
山九十機工(株):時間外超過職員の面談多数
個人契約の産業医先
ファーマインターナショナル:毎月第2水曜日午後訪問
(株)丸紅フットウエア:毎月第2水曜日午後訪問
アントワークス社:2ヶ月おきのWeb会議(2/2、3/23)
アマゾン/ジャパン仙台支社:2ヶ月おきのWeb会議(3/17)
医療顧問として
産業医先でもあるファーマインターナショナルは医科向け広告代理店であり、様々な医療分野で医学的な質問、専門医の意見聴取を求められ、可能な限り対応。KOLの面談希望の場合は紹介もしている。
個別医療相談
友人、知人からの医療・健康相談にも従来通り可能な限り応じており、専門医受診希望では、紹介も行っている。
その他
今年度続いているCOVID-19の蔓延は未だに問題である。しかし私の医療現場においては、実質的には内容も量的な面でも大きく問題となることは、現状ではない。立場上コロナウィルス感染症を実際に診療しているわけではないので、説得力には乏しいが、取り敢えずはワクチンを普及、実施して予防に努め、新薬を含めた対策が世に出てくるのを待ちながら、コロナ以外の疾患で、受診者の体調、病状が悪化しないように努力するしかないと考えている。
以上
]]>期間:2020年4月1日〜2021年3月31日
今年度は昨年の終わりに中国で勃発したコロナウィルス感染症(COVID-19)のお陰で、日本の社会を含めて世界中が、様々な分野で大きな打撃を受けた。
昨年度報告書の後半に、中国の武漢市に始まる事の起こりからある程度の経緯を解説したが、その後も国内での感染者は次第に増加し、ゴールデンウィークを挟んで4月の後半から5月上旬にかけて、第1波と呼ばれるこの感染症の流行が見られた。
これは、春の日本の大きなイベントである3月下旬の花見の会合で、多くの人が宴会を実施した結果であるとの意見であった。恐らくはそれを予測して、小池百合子東京都知事も、今年のゴールデンウィーク連休は「ステイホームウィーク」にしてくださいと呼びかけ、不要不急の外出を控えることも含めて、都道府県境界を超える移動・旅行やレジャー活動を控えるという感染拡大を防ぐべく対策を立て、都民、そして政府も国民に呼びかけた。(この時期に、芸能人2名が感染して重症化し、2人とも回復することなく死亡し、マスコミでも大きく取り上げられた。)
東京都は政府とともに連携して緊急事態宣言(4月7日~5月14日)を発令した。これは行政的には、3月13日制定の新型コロナウィルス対策の特別措置法に基づくもので、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に実施され、4月16日に全国に拡大された。更に、北海道、茨城、石川、岐阜、愛知、京都の6つを加えた13都道府県を、特定警戒都道府県として、重点的に感染拡大防止の取り組みを進める必要があるとした。
5月14日には、北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫の8都道府県をを除く、39県で緊急事態宣言を解除した。続いて5月21日に大阪、京都、兵庫の宣言解除、更に、5月25日に残る首都圏1都3県と北海道の宣言解除が実施された。
その後小池都知事は、東京アラート(6月上旬の2週間)としてその状況を都民に知らしめ、ことの重大さを認識するように、都知事はレインボーブリッジの夜間照明を、アラート期間中赤に変更した。
こうした行政からの国民への呼びかけの甲斐あってか、5月の後半以降は新規感染患者が減るという望ましい現象が見られたのである。
しかしながら、ステイホームウィークの呼びかけに人々が呼応して、感染症例は一旦減ったものの、その後の人々の気の緩みからか、7月から8月にかけて感染例の増加を再度認めた。これは第2波と判断され、東京都内の1日の新規陽性患者数も、第1波のピークが200例前後であったのに対し、第2波では300例に近づいており、感染経路が不明の新規発生症例も増えてきて、夜間の外食だけでなく、家庭内感染の懸念も生じ始め、緊急事態宣言の再度発令も検討されたが、初回の緊急事態宣言の際の、飲食業、娯楽施設その他の規制で経済的なダメージが大きく、それに対する行政からの補助金の問題もあったためと思われるが、基本的には個人個人の3密に繋がる行動の自粛、企業などはテレワークの推奨、或いは維持・強化を促す程度に終わった。
その一環として、7月22日に開始されたGo toトラベルキャンペーンとして、それまでに大きな打撃を受けた観光業界を支援する政策も検討され実施され始めたのもこの時期である。
この時期の全国での1日の新規感染患者は、第1波のピーク571例よりは増えて1570例前後には増えたが、その後ピークアウトしたことも、それなりの効果があったという判断をされた模様である。
しかし、その後9、10月と大きく症例数の減少は認められず、いわゆる新規患者数の下げ止まりが続き、様々な議論は出たものの、これと言った対策は実施されず、11月に入ってから次第にまた患者数が増加していき、Go toトラベルキャンペーンの維持の可否が問題視されるようになった。
その後の全国の1日の新規患者数は、≧2000,≧3000と増加したため、Go toトラベルキャンペーンは12月28日に停止され、取り敢えず翌年1月11日迄とされたものの、1月9日のピーク7790例を持って延期され、結局3月7日迄の延長となった。このオーバーシュートとも言うべき感染拡大は、当然第3波として捉えられ、2021年1月8日、ついに政府も第2回目の緊急事態宣言を発令するに至った。これは当初1ヶ月間と言うことで2月8日までの予定だったが、事前に設定していた数値や感染拡大ステージからの脱却が思いのほか遅れたことなどから、更に2月21日迄延期され、更に3月7日に延長、そして最終的には首都圏1都3県では3月21日迄の延長となってしまった。
一方、大阪、京都、兵庫の府県では経済的なダメージを少しでも早く回復するために、非常事態宣言の早期解除を国に要請し、都心部よりも早く解除することとなった。
その後、大阪府での新規感染患者が増え続けて、東京を上回る結果となり、今度は蔓延防止法案を制定し発令しようとする動きに変わっていくのである。
主要勤務病院であるAOI国際病院も開院後8年目となったが、前述のコロナウィルス感染症の蔓延とそれに対する行政の呼びかけによって社会情勢が大きく変化し、不要・普及の外出、企画やイベント、様々な行事が一旦中止か延期となり、医療の分野でも緊急性の低い検査などは健康診断も含めて、見合わせる方針と大きく変化した。
それにより一般健康診断も、また、人間ドック健診さえも、多くの事業所から取り敢えず延期して欲しいとの要請があり、受診者数は激減した。
特に健康診断における内視鏡検査は一旦中止という日本内視鏡学会と外科学会からの通達もでて、自施設でも4月5月とそれまでに予約の入っていたものを覗いて、更に新規予約を中断した。
5月の末には緊急事態宣言が解除され、昨年報告したように、自施設でも上部消化管内視鏡検査の部署を4月から開設しており、6月から再開することとなった。また、人間ドック健診だけでなく、延期していた契約企業の一般健診も徐々に再開され、7月から8月にかけて受診者数が増え、9月以降は自施設受診者だけで1日100名を超えるようになり、ほぼ同時に、巡回健診先も1日に2カ所以上に派遣する程の需要となり、巡回健診だけで2~300名、時に500名を超えるようになり、施設開設以来最も多忙な時期となった。
他方で、病院の臨床業務においては、AOI国際病院として、コロナウィルス感染症患者を管理できる十分な設備と人員が確保出来ないという判断から、発熱≧37.5℃と呼吸器症状、更に、全身倦怠感などの臨床的にコロナウィルス感染を疑う症状の有る受診者は、外来で隔離対応として、当初はPCR検査を保健所で、夏以降は病院内での検査を実施して、陽性であれば,コロナウィルス感染症対応病院に紹介・転院という形をとった。秋口以降は、コロナウィルス抗原を測定することにより、早期に疑い患者をスクリーニングして、PCR検査を追加して行く形に変わっていった。
しかしそのうちに、社会的にも特に首都圏を中心に、コロナウィルス陽性患者が徐々に増え続けることによって、受け入れられる医療施設の窮状が認められ始め、自施設から受け入れ施設にすぐに転院しにくい状況が認められた。
更に、外来の段階でコロナウィルス感染患者の受け入れを遮断し続けてきても、入院或いは転院時PCR陰性で有った患者が、その後に有症状となりPCR再検にて陽性と出て、そこからクラスターが発生すると言う現象が、その後年末にかけて2度発生した。
1度目は、8月下旬、ICU病棟での発生で、患者1名からPCR検査陽性者が出て、経路確認により新入職の看護師が感染源と考えられたが、対処が早く、2週間後に、ICUの通常業務は再開できた。2度目のクラスターでは療養病床の病棟での発生で、患者は23人、職員が14人のPCR検査陽性であった。患者は可能な限り対応病院への転院を実施したが、全員がすぐには受け入れて貰えず、約1週間を要した。職員の陽性者は全員即自宅待機としたが、発症した職員はいなかった。
その他に、脳外科の医師が1名発熱などを認めPCR検査検査が陽性となり、すぐに自宅待機としたが、濃厚接触者と思われた脳外科部長と3人目の脳外科医もPCR検査陽性となり、自宅待機とした。彼らの診療した受診患者にはその後の検査で陽性者は出なかった。
その後の病院の外来受診者数も、コロナウィルス感染症問題が勃発する前に、1日300名を超えるに至っていたが、コロナ禍以降一旦減少を認めていた。しかし周辺の中規模以上の病院がコロナ患者を受け入れる態勢をとっていることで、接触感染などを恐れる患者が当院のような施設を選ぶという現象も起き、徐々に増えて,1日500人受診者を認めるようになった。
2020年度の年度末の集計では、受診者の延べ人数は≧55000人、総売上は7億円に達した。コロナウィルス感染症の打撃を考慮に入れると、大健闘したと考えられる。
中国を中心としたインバウンドの受診はコロナウィルス感染症のお陰で、結局完全にストップしてしまった。しかし、中国の感染症のある程度の落ち着きを見た2020年後半9月以降に、中国大使館からの依頼があり、日本在住の中国人や、コロナによる職業的長期滞在者の一時帰国に対して、日本出国前にPCR検査を依頼したいとの打診があり、要望に応えた。
2018年夏に開始した汐留シティセンターのセントラルクリニックでの、毎週水曜日午前中の外来診察(健診診察6~7割、一般内科診察2割、循環器診療1割)を継続している。診療人数も40-50名、結果判定が15名平均である。このクリニックの診療時間は9:30-13:30であったが、2021年1月より9:15-13:15となり、4月からは9:00-13:00となることになった。
第2、4土曜日の大手町パレスビルクリニックの人間ドック診療も継続していたが、コロナウィルス感染勃発後、2ヶ月ほど休診となり、再開後は午前のみの診察となって、待合室が混むことを避けると言う目的で、診察は胸部聴診のみ、結果説明はしないと言う形態となり、むしろリスク低減よりは、数をこなして利益を上げるという印象も強まり、2021年3月一杯で退職することとした。6月より日本橋で新規開院される、生活習慣病を主体とした内科外来と健康診断を行う予定の、サルスクリニックに勤務予定である。この施設は、今後オンライン診療やアプリを使った生活習慣病の日常のケアまでカバーしていく計画を立てていて、今後が期待される。
今年度も、心臓外科臨床経験としては、済生会横浜市東部病院でのTAVI(経皮的大動脈弁置換術)と川崎市立病院でのペースメーカー植込み術手伝いとなった。
2020年4月から、2021年3月末までで、22例のTAVIと3例ペースメーカー植込み術の症例に立ち会った。ペースメーカーは全例が2本の心内膜リードを要するDDD型でカットダウンによる手技、TAVIは全例75歳以上の高齢者で、ハイリスクの為開心術が望ましくないケースであった。
尚、今年度は未だかつてないコロナウィルス感染症という、誰も予期しなかった問題が広範囲に社会に影響を及ぼし、医学会の会合すらも三密を避けて感染拡大を予防する観点から、Web会議の形態を取り入れることを余儀なくされ、少人数での学会場の現地での参加も受け入れるというハイブリッド開催が始まった。
実際に発表演者と聴衆が直接顔を合わせることなく、Web上での一方向的な聴講はどうなるかと不安はあったが、内容を十分理解するという意味では、後日オンデマンド形式で再度聴講できる場合もあり、診療業務で多忙な場合も自分の都合に合わせて聴講できると言う点は、案外重宝であるという意見が多いようだ。今までは偶にとはいえ同時刻に聴講したい発表があるとどちらかを断念していたが、現状であれば別に聞き直せるのである。
勿論演者と顔を合わせて質疑応答が出来ない点は、臨場感に欠けると言う欠点は拭えないが、仕方有るまい。
7/24 | 第256回日本循環器学会関東甲信越地方会の教育講演2.3を聴講 |
7/27-8/2 | 第84回日本循環器学会学術総会 京都国立国際会館/京都大学循環器内科 木村剛 |
8/13-15 | 第120回日本外科学会定期学術集会 パシフィコ横浜/慶應義塾大学外科 北川雄光 |
8/17-19 | 第50回日本抗心臓血管外科学術総会 福島県立医科大学 心臓血管外科 横山 斉 |
8/19-21 | Global Tobacco Nicotine Forum 2020 /HongKong Web Conferenceにて発表 |
9/25-27 | 第20回日本抗加齢医学会総会 浜松コンベンションホール/順天堂大学循環器内科 南野 徹 |
10/28 |
Roundtable Study on Consumer in Japan(THR)Web会議 Delon Human |
11/26-27 | 第61回日本人間ドック学会学術集会/虎ノ門病院健康管理センター 荒瀬康司 第27回国際健診学会IHEPA2020/東海大学名誉教授・立川共済病院 篠原幸人 |
12/2 | Tobacco Harm Reduction & Novel Nicotine/Tobacco Products Web会議参加 Yvonne Lucas/Mark Douganによるお誘い |
12/3-5 | 第41回日本臨床薬理学会学術総会 福岡国際会議場/九州大学薬理学 大戸茂弘 |
2021/3/26-28 | 第85回日本循環器学会学術総会 パシフィコ横浜/奈良県立医大 斉藤能彦 |
今年度あらゆる研修・講習会は、COVID-19問題のため、殆ど延期となった。
8/23 | 日本不整脈心電学会の教育講演1.2.3を受講 |
10/15 | 第24回日本心不全学会のICD/CRT合同研修セミナーを受講後終了時テストに合格 によって、ICD/CRT研修終了証(5年間有効)を発行 着用型自動除細動器(WCD)処方資格W14-p000897を取得した |
7/11 | 第43回抗加齢・統合医学研究室勉強会 ニュー新橋ビルA-3会議室にて 「がんの光免疫療法」について 講師:石川貴大 (株)先端バイオ医薬研究所CEO |
8/22 | 第44回抗加齢・統合医学研究室勉強会 青南いきいきプラザにて 「がんの温熱療法」について 講師:竹内 晃 ルーク・クリニック院長 |
9/11 | 蔵塾20周年記念講演会 蔵酒と旬膳 蔵 にて(AAIMC勉強会サテライト) 「米大統領選挙の行方と世界の新秩序」 〜大統領選挙とアメリカ政治を焦点にさらに国際問題と米中関係について〜 講師:中岡 望 フリージャーナリスト・東洋英和女学院大学大学院客員教授 |
2021/1/23 |
第45回抗加齢・統合医学研究室勉強会 ながさき内科医院にて 「トランプとバイデンの政権交代の裏側」講師:村上篤良 TBS社員 (各勉強会の報告書あり、参照のこと) |
医療法人社団 葵会AOI国際病院(職員全体)と附属老健施設「葵の園川崎南部」の産業医
前者は毎月第2火曜日の院内巡視と第3火曜日午後安全衛生委員会を実施し、後者は毎月第2木曜日午後安全衛生委員会に参加している
その他:
健診センター契約先:
個人契約の産業医先:
産業医先でもあるファーマインターナショナルは医科向け広告代理店であり、様々な医療分野で医学的な質問、専門医の意見聴取を求められ、可能な限り対応。KOLの面談希望の場合は紹介もしている。
友人、知人からの医療・健康相談にも従来通り可能な限り応じており、専門医受診希望では、紹介も行っている。
昨年に引き続いて年が明けてからも最大の問題は、冒頭に述べたようにようにCOVID-19のパンデミックな蔓延とその遷延状態である。コロナウィルス感染症が話題になり出した昨年の始めには、世界中の誰もこれほどの世界規模で、人々の健康だけでなく、社会情勢、経済、政治に大きな影響を及ぼすと予想したものはいないだろう。
すでに触れたが、国内の感染拡大は,春の花見などをきっかっけに広がり初めて、ゴールデンウィーク周辺の自粛で一旦減少したものの、その後の気の緩みから夏以降再度拡大し、年末から新年にかけて、オーバーシュートとも言える急激な増加を見たため,第3波への対策として2度目の緊急事態宣言が発令されたが、感染数の減少は、初回ほどではなく、関西の3府県が先に緊急事態を解除した結果、特に大阪での今までにない急上昇が認められており、新年度になってますます問題は大きくなりつつある。当然、直近の現象は、第4波として見なされ、このままではいずれ首都圏でも同じことが起きると人々の懸念は広がっている。
これは昨年複数回のロックダウンを余儀なくされた欧米にも言えることであり、欧州では4度目のロックダウンが実施されている。
唯一活路を見いだせる可能性があるのは、昨年末から欧米で開始されたワクチン接種である。まず始めに欧米で承認されたファイザー社製のRNAワクチン、コミナティが日本でも承認を受け3月から医療従事者を始めとして接種出来るようになってきた。
残念ながら私自身の病院はコロナウィルス感染患者を受け入れていなし、私立の病院であることからか、今の段階(4月の第2週)ではワクチン接種がいつになるのか未定である。
勤務先によってはパートの医師でも接種を実施している病院があり、私ごとながら麻酔科医である家内はもうすでに2回の接種が住んでいる。受け入れ病院でなくとも入院患者に紛れてコロナウィルス感染症例は実際に認められ、上述のように当院でも2度クラスター発生があった。
とにかく先ずは医療従事者、続いて高齢者やハイリスクの対象者を可及的に早く終わらせて、一般の人に行き渡るよう善処してほしいものである。さもなくば昨年から延期になった東京オリンピック2020は今年に開催することもまず無理であろう。
以上
]]>期間:2019年4月1日〜2020年3月31日
今年度も昨年に引き続いて、一般の国内医学会以外に、過去3年ほど関わってきたタバコハームリダクション(THR)関連の学会に招待講演を、継続的に依頼され、ポーランド(6月)、韓国(8月)、ブラジル(10月)、イスラエル(11月)に渡航した。こうした会合への参加は、諸外国の喫煙の健康障害に対する直近の取り組みが把握できて、大いに参考になった。
欧州においては、英国とスウェーデンがこのタバコハームリダクションに関しては、THRの先進国と言えることの昨年述べたが、やはり疫学データを基盤に、禁煙できない喫煙者への対策が、良く検討されていると思う。
世界情勢としては、米国はFDAが加熱式たばこと新規の電子タバコの導入を検討しつつあり、英国に追いついてきたようだが、2019年6月にJAHAに記載された「電子タバコは紙巻きたばこと同様の心筋梗塞のリスクがある」という横断的観察報告、更に電子タバコの使用によって肺障害症例が急増し,死亡例も出ているとされた。心筋梗塞に関しては、比較対照の2群で、電子タバコ群とされた対照は、以前は紙巻きたばこを使用していて、その期間が判明していないことと、あくまで後ろ向きの観察研究であるため、喫煙と同等に棄権だという結論は理論的で内という反論が出た。肺障害に関しては、その後、マリファナを常用していた例と、そうで無いケースも吸入成分にマリファナの抽出成分であるTHCを含有していたフレーバー使用者に限られると判明し、米国だけに見られた特異的なケースであろうと解釈された。
上記内容は学会出張報告にある、
10/28-30 21st Brazilian Congress of Toxicology & 15th TIAFT Latin-American Regional Mtg.
San Paulo, Brazil Invited Lecture on THR in Japan
11/3-4 1st Inventions & Innovations Symposium Tel Aviv, Israel Invited lecture on Japan
においても、討論され一般的な合意が得られつつある。
その後、特別なイベントの催されず年末を迎えたが、(火種は2019年12月から中国で起こっていた)2020年明けから異変が起きた。
それは中国湖北省武漢市からの新型コロナウィルス肺炎の感染(COVID-19)問題が勃発したのだった。
当初は日本を含めて諸外国は、SARSの時と同じだろうと軽視していた嫌いがあるが、中国からの旅行者がとても多い我が国は、この時点で中国人の入国を拒否すべきだった。
1月の後半には香港から航行してきた、クルーズ船ダイアモンド・プリンセスの3700人に及ぶ乗客と従業員のうち台湾で下船した乗客から感染者が出て、結局横浜に寄港して乗客を3週間近く隔離したことは周知であり、後にその方針の是非も問われることになったが、アメリカ国籍の船でもあり、これだけの人数を横浜近辺で隔離できる施設がなかった以上、やむおえない措置だったと思われる。(3/31時点でチャーター便の陽性者は1866人)
武漢在住の日本人の帰国のチャーター便5便からも感染者は出たが15人に留まった。
2月中までは欧米は、遠隔地での出来事と鷹をくくっていたが、3月に入り、イタリア、スペイン、英国、フランス、ドイツなどにも感染者が出始め、イタリア、スペイン、そして米国で感染者が急増し、3月後半にイタリア、米国は中国の報告者数を上回るに至った。
日本は、クルーズ船と帰国チャーター便の感染者にフォーカスしての対応が、それなりには功を奏したのかもしれないが、中国人の入国拒否を、初期に対応したロシア、北朝鮮、台湾のように行わなかった為と思われる市中感染が散見され、大阪、奈良などの観光客バス運転手・乗務員、ライブハウス参加者などから蔓延し始めた。
そうしているうちに3月末までに欧米の主要都市、ロンドン、パリ、ミラノ、ローマ、マドリッド、そしてニューヨーク市が外出禁止指示を出すほどの、感染者の急増を見てきた。
都内でも台東区浅草の栄寿病院、そこから派生した慶應病院での院内感染も含め、都内での感染者/日が68名を超える昨日など、行政では関東地区でのロックダウンを見当している動きが見られる。未だ未だ先は見えないのである。
健康診断業務は、開院後7年目となり、受診者は更に増加し60,000弱/年となっている。
健診センター受診者の継続的な増加とともに、契約事業所の増加に伴って巡回健診者数も着実に増加し続けていることによる。
中国を中心としたインバウンドの受診も継続しており、その数は徐々に増加している。
但し、この部分は上記のように、年が明けてからのCOVID-18の中国に始まった世界的蔓延により、しばし頓挫せざるをえなくなってしまった。
昨年度の報告のように、健康診断での内視鏡希望件数が増加し続けているため、私自身が週1,2回上部消化管内視鏡を担当してきたが、健診センター受診者の診察が立て込んできた為、自ら外部の内視鏡医(北里大学医学部消化器内科医)を探して、2019年4月以降は、健診センター業務に専念することとなった。
更にその後の法人の決定で、健診センターで独自の内視鏡室を設立する方針となり、2019年末から部屋の改装と、LANケーブル整備や水道配管その他の設置、が急ピッチに進み、内視鏡医も新規に3名雇用が決まり、次年度4/1より開始となる。
2018年夏に開始した汐留シティセンターのセントラルクリニックでの、毎週水曜日午前中の外来診察(健診診察6~7割、一般内科診察2割、循環器診療1割)を継続している。診療人数も40-50名、結果判定が15名平均である。
第2、4土曜日の大手町パレスビルクリニックの人間ドック診療も継続中で、午前と午後の診察も引き受けて実施している。
今年度も、心臓外科臨床経験としては、済生会横浜市東部病院でのTAVI(経皮的大動脈弁置換術)とTEVAR(経皮的血管内大動脈置換術)手伝いとなった。
2019年4月から、2020年3月末までで、24例のTAVIと1例のTEVARの症例に立ち会った。TEVARは48歳男性でB型解離慢性期の大動脈拡大だったが、TAVIは全例75歳以上の高齢者で、ハイリスクの為開心術が望ましくないケースであった。
6/8 | 第180回日本胸部外科学会関東甲信越地方会 都市センターホテル/ 東海大学外科 小澤壯治 |
6/12-14 | 6th Global Forum on Nicotine 2019 Warsaw, Poland Invited lecture on THR in Japan |
6/15-16 | 第19回日本抗加齢医学会総会 パシフィコ横浜/慶應義塾大学腎臓内分泌代謝 伊藤裕 |
7/25 | 第60回日本人間ドック学会学術大会 岡山グランビア/(財)淳風会健診センター長 井上和彦 |
8/28-29 | 3rd Asian Harm Reduction Forum ソウル,韓国 Invited Lecture on THR in Japan |
10/12 | 第49回日本神経精神薬理学会 福岡国際会議場/慈恵会医科大学精神科 宮田久嗣 |
10/28-30 | 21st Brazilian Congress of Toxicology & 15th TIAFT Latin-American Regional Mtg. San Paulo, Brazil Invited Lecture on THR in Japan |
11/3-4 | 1st Inventions & Innovations Symposium Tel Aviv, Israel Invited lecture on Japan |
これ以降の医学会総会は、COVID-19問題のため、すべて延期となった。
5/29 | 東京大学工学部:肝臓がんのエマルジョンによる血管内治療についてのレクチャー 柳衛宏宣 |
5/31 | 済生会横浜市東部病院循環器科主催勉強会 「Mitral Clipについて」川崎駅前AP |
7/1 | AOI国際病院にての「Mitral Clipについて」の医局説明会 |
11/15 | 慶應産業保健研究会・特別研修会 「産業医業務とリスクマネージメント」他 パソナ本社 |
11/16 | 第1回キングスカイフロント循環器コース Medtronic Innovation Center/AOI国際病院循環器科 |
1/25 | 産業医研修会 「アスベストによる健康障害の最新の知見」神奈川産業保険支援センター |
この後の研修・講習会は、COVID-19問題のため、すべて延期となった。
6/8 | 第37回抗加齢・統合医学研究室勉強会 「Tobacco Harm Reductionについて」 抗加齢・統合医学研究室室長 AOI国際病院副院長 熊丸裕也 |
6/22 | 第38回抗加齢・統合医学研究室勉強会 「チベット医学:自然治癒における意識変容」 ダライラマ主治医Barry. Kerzin M.D. |
7/20 | 第39回抗加齢・統合医学研究室勉強会 「レジリエントで持続可能な健康のために」 アルケミアこころとからだの相談室代表 岸原千雅子 |
8/31 | 第40回抗加齢・統合医学研究室勉強会「きのこ・菌糸体の機能性を科学する」 応用きのこ総合研究所理事長 中村友幸 |
1/4 | 第41回抗加齢・統合医学研究室勉強会「癌に対する免疫療法の意義、丸山ワクチン作用の実体」 漢方・免疫たかはし内科クリニック院長・日本医科大学名誉教授 高橋秀実 |
2/15 | 第42回抗加齢・統合医学研究室勉強会「グリーフケアについて」 中央病理診断科クリニック院長 木口英子 (各勉強会の報告書あり、参照のこと) |
医療法人社団 葵会AOI国際病院(職員全体)と附属老健施設「葵の園川崎南部」の産業医
前者は毎月第3火曜日午後安全衛生委員会、後者は毎月第2木曜日午後安全衛生委員会
その他;
健診センター契約先:2019年1月で常勤の瀬田医師が退職した為産業先が急増個人契約の産業医先:
産業医先でもあるファーマインターナショナルは医科向け広告代理店であり、様々な医療分野で医学的な質問、専門医の意見聴取を求められ、可能な限り対応。KOLの面談希望の場合は紹介もしている。
友人、知人からの医療・健康相談にも従来通り可能な限り応じており、専門医受診希望では、紹介も行っている。
何と言っても今年度の最大の問題は、前述のようにCOVID-19のパンデミックな蔓延である。事は中国の武漢で12月前半に始まったようだが、中国はその公表を可能な限り遅らせた感がある。国内では耳鼻科医がネットで警告を発したが、ほとんど無視された上に、本人がこの病気で後日他界しているのも、悲劇の始まりの一つだ。
遡って12月1日に武漢華南海鮮卸売市場から原因不明の肺炎として始まり、この暴露によるクラスター感染以外に接触のなかった40人の患者の感染経路が不明であったと報告されている。
日本では1月後半に入ってから報道が始まり、1月31日にはWHOが国際的に懸念される公衆衛生上の非常宣言を発したが、同事務局長のテドロス・アドノムは、2月24日の時点で「かなりの症例(感染拡大」を回避するする為)と中国当局の対応を賞賛していた。
国内的には2月3日に横浜に寄港した米国国籍客船ダイアモンド・プリンセスの3700人以上の乗組員+乗客の中から、台湾で下船した乗客からコロナウィルス感染が認められ、そのまま下船許可を出さず、検疫をしながらの船内待機が2週間ほど続いたのも記憶に新しい。武漢以外の中国国内での感染拡大も確認され始めて、武漢在住日本人の帰国チャーター便が5便ほど手配され、2週間の隔離が実施されたのも周知である。
当初はアジアだけの話であろうと欧米諸国は油断していたが、英国、フランス、ドイツ、オーストラリアなどにも発生し始め、その後イタリア、イラン、スペイン、少し遅れたが米国本土でも、同じ客船会社のグランド・プリンセスが感染者を出して西海岸に停泊し日本と同じ状況になっただけでなく、ニューヨーク市で急激な蔓延をみているのも直近の出来事である。
このパンデミックの影響でかなり議論を読んだが東京オリンピック2020は開催を1年延期することとなった。
現時点では東京都心部で外出の自主規制が引かれ、それをより厳しい非常事態宣言にレベルを上げるかが、すでに起こっている経済的打撃を鑑みて問題となっているが、イタリアのローマ、スペインのマドリッド、ニューヨーク市のように東京がならないためにも、早いうちに感染拡大に一度大きな歯で目をかける必要があるのは、間違いないであろう。
このようの悲観的な内容で2019年度の報告書を終筆する事は、甚だ遺憾だが、とにかく可及的速やかに国全体として対応し、1日も早い収束を目標とするしかないと考える。
以上
]]>期 間:2018年4月1日〜2019年3月31日
今年度は、通常の日本国内の医学会以外に、過去2年ほど関わってきたタバコハームリダクション(THR)関連の学会に招待講演を依頼され、ポーランド、英国、フイリピンに渡航した。これらの会合に参加することによって、海外での喫煙の健康障害に対する取り組みが、様々な形で情報として入ってきて、非常に参考になった。
特に興味深かったのは、英国がこのタバコハームリダクションに関しては、政府や英国王室内科学会が、禁煙ができないのであれば、有害物質がかなり軽減されている電子タバコ、或いは加熱式たばこを使用するように推奨していることだった。EU諸国ではスウェーデンが、特にその国のSnusと言う口に含むタバコ製品の100年にわたる使用経験から、喫煙と違ってEUの中で発癌率や循環器疾患が一番少ないという英国が参考にした疫学データが示すように、英国とともにTHRの先進国と言えるだろう。
世界情勢としては、米国はFDAが加熱式たばこと新規の電子タバコの導入を見合わせており、まだ発展途上というべきかもしれない。イギリス連邦であるニュージーランドは英国に準じているが、オーストラリア、シンガポール、タイ、ブラジル諸国が紙巻きタバコ以外を一切禁じているのも、ある意味科学的根拠に乏しく、不思議である。
また、まだまだ日本国内ではこの概念に対する医師や規制当局の理解が薄い為、ポーランドで親しくなったスウェーデン人のThomas Hammargrenによって、スウェーデン大使館にて、日本人を対象としたタバコハームリダクションのセミナーを11月27日に開催することができた。
日本の医師たちに理解を得るには、様々な疫学データの解釈や今後の研究が重要と思われて、慶應医学部の公衆衛生学ご出身で2年先輩の山口直人医師の協力が得られたものの、慶應高校同期の津金昌一郎や、慶應大学医学医部公衆衛生学教授の武林医師も会に出席してくれるよう依頼したが、タバコ会社は後援もしておらずシャットアウトされていたにもかかわらず、それぞれの立場上参加しにくいようで、不参加となった。誠に残念である。
会合では同じく慶應医学部後輩の公衆衛生学出身望月医師、大阪循環器センターの〇〇医師が参加し、2人ともハームリダクションという概念自体が、タバコ企業が利益を続けるための言い訳であるという立場で、かなり批判的であった。
私自身のスタンとしては、禁煙が出来ればそれに越したことはないが、実際禁煙外来を実施してみて、如何に禁煙してもらうことが難しいかを実感したので、無理であればより有害性の低いと思われるものを利用することは、取り敢えずは代替案としてやむおえないのではと考える次第である。
循環器学会、禁煙学会、呼吸器病学会の方々にも今少しの柔軟性を期待したいところである。
健康診断業務は、開院後6年目に入り、受信者は更に増加し≧55,000/年となっている。
健診センター受診者の増加とともに、契約事業所の増加に伴って巡回健診者数も着実に増加し続けていることによる。
国際病院の自費診療病床の企画は、医師会の反対を受けたりして難航はしているが、健康診断に関する限り、中国を中心としたインバウンドの受診も継続しており、その数は徐々に増加している。国際病院の上部消化管内視鏡も2018年7月までと、2019年1月から3月まではは火曜日と木曜日の2枠を、2018年8月から12月までの間は1枠で、内視鏡医不足から私自身が施行してきた。しかし健診の診察が立て込んできた為、自分で外部からの内視鏡医(北里大学医学部消化器内科医)を探して、2019年4月以降は、健診センター業務に専念する予定だ。
また、以前の秋葉原ケイアイクリニックの循環器外来は、四ッ谷本院に移行したのちも継続に難渋したため、2018年6、7月からは、汐留シティセンターのセントラルクリニックで、毎週水曜日午前中の外来診察(健康診断が6、7割、一般内科2割、循環器外来が1割)という形で、移行した。
第2、4土曜日の大手町パレスビルクリニックの人間ドック診療も継続中で、以前は午前外来のみであったが、こちらも受診者が増えていて経営陣より打診があった為、9月以降は午前と午後の診察も引き受けて実施している。
今年度は、心臓外科臨床経験としては、済生会横浜市東部病院でのTAVI(経皮的大動脈弁置換術)の手伝いのみとなった。
2018年5月から、2019年3月末までで、22例の症例に立ち会った。全例75歳以上の高齢者で、ハイリスクの為開心術が望ましくないケースであった。
ほとんどの症例で合併症なく経過したが、1例のみ治療直後に完全房室ブロックを契機に心停止をきたし、心マッサージ下に頸静脈からペーシングリードを挿入しペーシングで回復、ことなきを得た症例があった。
4/5-7 | 第118回日本外科学会学術総会 東京国際フォーラム/東京大学名誉教授 國土典宏 |
5/25-27 | 第18回日本抗加齢医学会総会 大阪国際会議場/近畿大学奈良病院皮膚科山田秀和 |
6/14-16 | 5th Global Forum on Nicotine 2018 Warsaw, Poland Invited lecture on THR in Japan |
8/31-9/1 | 第59回日本人間ドック学会学術大会 新潟朱鷺メッセ/新潟大学教授 加藤公則 |
8/31 | 17:30-18:30 第1回国際人間ドック学会・組織委員会: 朱鷺メッセにて 篠原幸人 |
9/11-12 | Global Tobacco/Nicotine Forum 2018 London, UK Invited Lecture on THR in Japan |
9/22 | 第249回日本循環器学会関東甲信越地方会 |
10/5-6 | 第71回日本胸部外科学会定期学術総会 グランドプリンス新高輪/東京医科歯科大学 心臓血管外科 荒井裕国 会長 |
11/14-16 | 2nd Asia Harm Reduction Forum Manila, Philippine Invited Lecture on THR |
11/27 | 1st Japan Tobacco Harm Reduction Seminar at Swedish Embassy, Tokyo |
11/29 | 第2回国際人間ドック学会・組織委員会 日本人間ドック学会本部にて 篠原幸人 |
12/8 | 第250回日本循環器学会関東甲信越地方会 ステーションコンファレンス東京/日本医科大学大学院循環器内科 清水渉 会長 |
2/11 | 第49回日本心臓外科学会学術総会 岡山コンベンションセンター/川崎医科大学心臓血管外科 種本和雄 会長 |
3/2 | 第129回日本胸部外科学会関東甲信越地方会 京王プラザホテル/聖マリアンナ医科大学 心臓血管外科 宮入剛 会長 |
3/29-31 | 第83回日本循環器学会学術集会 パシフィコ横浜/東京大学大学院循環器内科小室一成 |
8/31 | 第2回人間ドック健診専門医研修会 新潟朱鷺メッセ(9:30-12:30) |
12/13 | 産業医研修会 「建設業における産後涌井の役割」神奈川産業保険支援センター |
12/20 | 産業医研修会 「有害物質の取り扱いについて」神奈川産業保険支援センター |
翌年1/11 | 産業医研修会 「職場の感染症対策」神奈川産業保険支援センター |
1/25 | 産業医研修会 「アスベストによる健康障害の最新の知見」神奈川産業保険支援センター |
3/31 | 小型船舶操縦士1級免許更新講習 日本海事センター |
5/19 | 第32回抗加齢・統合医学研究室勉強会 「ドイツにおける自然医学」岩田明子 |
6/23 | 第33回抗加齢・統合医学研究室勉強会 「聴覚と呼吸の本質から」堀 雅彦 |
8/15 | 第34回抗加齢・統合医学研究室勉強会 「超過勤務・メンタルヘルス・睡眠」中田光紀 |
11/10 | 第35回抗加齢・統合医学研究室勉強会「日本人は何故英語が下手か?」中田憲三 |
12/8 | 第36回抗加齢・統合医学研究室勉強会「アーユルヴェーダの世界観:知性の過ち」青山圭秀 (各勉強会の報告書あり、参照のこと) |
医療法人社団 葵会AOI国際病院(職員全体)と附属老健施設「葵の園川崎南部」の産業医
前者は毎月第3火曜日午後安全衛生委員会、後者は毎月第2木曜日午後安全衛生委員会
その他;
個人契約の産業医先:
昨年度から始まった、メンタルストレスチェックの職員テストも、全ての契約先で行われ、集計結果について相談に応じた。高ストレス職員の割合はいずれも9~12%と全国平均レベルかそれ以上の部署も事業所によってはあり、多いと思われる職場からの面談の希望者は極希であった。(実際面談したのは、PI社の2名のみ)
産業医先でもあるファーマインターナショナルは医科向け広告代理店であり、様々な医療分野で医学的な質問、専門医の意見聴取を求められ、可能な限り対応。KOLの面談希望の場合は紹介もしている。
友人、知人からの医療・健康相談にも従来通り可能な限り応じており、専門医受診希望では、紹介も行っている。
今年度、自分自身の白内障に依る、眼内レンズ交換の手術を、東京歯科大学水道橋病院眼科にて受けた(右眼4月18日、左眼7月9日)が、多焦点レンズである為、遠方はかなり鮮明に見えるし、左眼をやや近位に合わせて貰ったことで、基本的に眼鏡を必要とせず、12歳時からの50年間のコンタクトレンズ着用からついに解放され、非常に感動した。感無量ともいえるほどであった。
]]>期 間:2017年4月1日~2018年3月31日
昨年度と同様に1~3ヶ月おきの勉強会(後半は毎月)に加えて、室長熊丸が参加している医学会報告も書面に残し、HPにもアップした。尚、勉強会の内容についても、一部の会員からの要望があり、内容を会員にも知ってもらう意味で、講演者の了解を得たうえで、報告書は公開する形を取ることとした。又実際に講演で使われた資料(殆どはPPTかPDFファイル)もPW保護下のアーカイブに保存することとなった。会員から要望があった場合これも講演者の了解の上、PW通知で閲覧可能となっている。
開院後5年経過して、健康管理室の年間の受診者も延50,000人を超し、黒字経営も続き年商も確実に増加中。前年度同様に組織の目標として中国などアジア諸国からのメディカルツーリズムを継続するため、2017年度中にMedical Excellence Japan(MEJ)から、Japan International Hospitalという国際的な受診者を受け入れる体制が出来ていると言う認定を病院本体と共に健康管理室が2018年1月に正式にうけた。昨年受診希望者を紹介して貰うべく提携したJTBからは殆ど症例がなく、BIT国際という組織を通じて、少人数ながら、継続的に受診者が来院している。また2018年に入ってから、ベトナム人の受診、更に病院での診療希望依頼もあり、徐々に増えつつある。
羽田空港から川を渡る橋を架けて直接当院の方に移動出来る道路が東京オリンピック2020迄に完成することになっており、アクセスの利便性からも、中国、ベトナム以外カンボジア、ミャンマーなどのアジアの国々からの受診者も受け入れるべく、それぞれの国の言語での問診票を作成して、準備をと整えてきている。
第2,4水曜日のケイアイ秋葉原クリニックの循環器外来は患者数減少と三井記念病院からの循環器内科医外来が2枠になったこと為2017年度で終了となったが、同系列のケイアイクリニック四ッ谷本院で、第3週土曜のみ同様の外来を2018年度より開始する運びとなった。第2,4土曜日のパレスビルクリニックの人間ドック外来は継続しており、循環器疾患患者のフォローも都市部のExecutive向けの健康アドバイスも、続けることが出来ている。
(尚、2018年5月より汐留シティーセントラルクリニックでの外来診察が契約開始となったので、こちらでの内科診察、健康診断診察、内視鏡検査も開始となった。)
4月28,29日 | 第117回日本外科学会定期学術集会(パシフィコ横浜) |
6月2,3日 | 第17回日本抗加齢医学会総会(東京国際フォーラム) |
8月24,25日 | 第58回日本人間ドック学会学術大会(大宮ソニックシティ) |
9月9日 | 第245回日本循環器学会関東甲信越地方会(ステーションコンファレンス東京) |
翌2月11日 | BLSプロバイダー更新コース受講(荻窪病院) |
3月3,4日 | ACLSプロバイダー更新コース受講(帝京大学板橋キャンパス) |
3月10日 | 第176回日本胸部外科学会関東甲信越地方会(ステーションコンファレンス東京) |
3月24,25日 | 第82回日本循環器学会学術総会(大阪国際会議場) |
5月27日 | 抗加齢医学のupdate:講師 熊丸裕也(AOI国際病院副院長) |
10月14日 | 抗加齢医学のupdate II:講師 熊丸裕也(AOI国際病院副院長) |
11月25日 | 先端医療の未来:講師 村上篤良(TBS社員、医学研究家) |
12月9日 | 血管内治療の最先端:講師 奥野哲治(Clinica E.T. East院長) |
1月13日 | うつとレジリエンス:講師 吉川栄省(日医大多摩永山病院精神科部長) |
2月24日 | CDC6 RNAi療法:講師 阿保義久(北青山Dクリニック院長) |
3月24日 | ANK免疫祭病療法:講師 藤井真則(リンパ球バンク代表取締役社長) |
主勤務先のAOI国際病院の契約先5ヶ所は昨年のまま継続。
個人契約の下記医科向け広告代理店に加えて、丸紅フットウェアの産業医訪問も開始
昨年度から始まった、メンタルストレスチェックの職員テストも、全ての契約先で行われ、集計結果について相談に応じた。高ストレス職員の割合はいずれも9~12%と全国平均レベルかそれ以上の部署も事業所によってはあり、多いと思われる職場からの面談の希望者は極希であった。(実際面談したのは、PI社の2名のみ)
PI社では今まで通り、医学知識に基づくアドバイスを訪問毎に求められ、可能な限りで提供。その中で、比較的最近発売された結核化学療法剤ディルティバについて、子宮頸管熟化不全に対する専門医の意見、心不全治療において心拍数を減少させる効果のある薬剤の効能についての専門家の意見、等の問い合わせにも応じ、専門医の紹介も行った。これらの業務は自らも勉強することで、非常にプラスなっている。
友人知人からの、様々な医療相談にも、基本的に無料で応じている。
殆どは健康相談で自覚症状からどの診療かを受診すべきかと言う質問が多い。循環器系の症状では、軽症と思われる場合ケイアイ秋葉原クリニックにて、より高度な精査が必要な場合は、AOI国際病院を受診して貰う場合が多い。
同年代からの相談では、脳血管疾患などを懸念して頭部MRI検査の打診などもあり、内容は様々だが、相談者の納得がいく様に善処出来ていると思われる。
2016年春より関わり始めた、禁煙困難者のためのリスク・リダクション製品(RRP)の日本国内での普及には興味深いものがある。Philip Morris社のiQOS(アイコス)に続いて、British American Tobacco社のGlo、更にJTも最近Ploom-Techが上梓され、喫煙者の中で、何と20%のシェアを占めるほどになった。
2016年秋に日本で初めて、公衆衛生学の立場からハーム・リダクション会議が開かれたが、その間にたばこハーム・リダクションについての分野も設けられ、小生が米国Johns-Hopkins大学のJack E . Henningfield公衆衛生学教授と対談した。
(内容は抗加齢・統合医学研究室HPの中にLinkが有るので参照いただきたい。)
そもそも、ハーム・リダクションとは社会や当事者への悪影響(害)の低減で、害を及ぼす行為や環境そのものを阻止するのではなく、それによって引き起こされるリスク、ダメージを低減させることを目的としている。例えば自動車は利便性がある一方で、致死的な事故を招くリスクや、排気ガスが生じる環境汚染も有る。しかし、自動車使用の禁止や運行制限でなくシートベルト、エアバッグ(近年は衝突防止システム)等の安全装置、排気ガス対策等によって、有害な影響を低減してきた。
米国疾患対策センター(CDC)はこうした工夫を評価しており、HIV感染の拡大を防ぐためのコンドーム使用や、薬物依存者に対する使い捨ての注射針に使用を喚起している欧州諸国もある。(性行為や薬物使用を禁ずるのは実際には難しい現実がある)
禁煙困難者への対策を思いあぐねていた小生としては、この視点は理想ではないにしても取り敢えずの選択肢として、採用しない手はないと思い、以来この動きに興味を持って、賛成の立場を取ってきた。
その流れで、昨年秋にはこの概念の推進者で、ギリシャのOnassis Cardiac Surgery Center循環器内科のKonstantinos Farsalinos氏と対談(これもHPにLinkが有るので参照のこと)した。彼はRRPの製品に興味を示す医師も多い一方で、毒性の高い物質が本当に低減されているかのデータの信憑性を、企業が出したものでは疑わしいという立場に対して、自ら臨床的にも検査を行い、その正当性について評価してくれている。
これらの対談が何らかの形で海外にも伝わったのか、2018年2月にFoundation for a Smoke-Free Worldからメールにて依頼を受け、2月5日に日本の禁煙とRRP製品の動向についてインタビューを受けた。この内容は6月にポーランドで開催されるGlobal Forum for Nicotine 2018にて放映される予定とのこと。いずれ当該財団のHPにも掲載される模様にて、Linkを張る所存である。
以上
]]>期 間:2016年4月1日~2017年3月31日
研究室設立後5年ほど経過したが、1~3ヶ月おきの勉強会に加えて、室長熊丸が参加している医学会の報告も書面に残し、HPにもアップする方針とした。最先端の西洋医学知識も、会員に提供したいという意図からの発案である。
今年度は、所謂医学分野の学術集会である為、医学用語を使わざる部分もあり過去の職場への報告書の様に作成してしまったが、医療従事者でない会員も少なくないため、余り専門的な用語を頻用せずに、解りやすい言葉で、出来れば簡潔に作成するようにと、会員からも要望があり、次年度の改善点とする方針である。
開院後3年経過して、健康管理センターの運営も安定し、年間の受診者も35,000人を超し、病院とは違って経営的にも黒字となっている。そこから次の組織の目標として昨年度も多方面に打診しながら、中国などからのメディカルツーリズムを実施するべく2016年度はJTBの当該部門と交渉し、定期的に受診希望者を紹介して貰う様努めた。
JTBでは既に徳州会系の千葉西総合病院や、湘南鎌倉病院で実施しているとの情報があるが、夏に5名の中国本土からの受診者を受けた。その後別のルートで上海にクリニックを経営する日本人医師からの10名の受診者を9月に受け、その後BIT国際という組織を通じて、特に2017年に入ってからは、徐々に少人数ずつながら、継続的に受診者が来院している。
羽田空港から川を渡る橋を架けて直接当院の方に移動出来る道路が2年以内に完成することになっており、アクセスの利便性からも、今後ベトナム、カンボジア、ミャンマーなどのアジアの国々からの受診者も受け入れるべく、それぞれの国の言語での問診票の作成など、準備を開始している。
第2,4水曜日のケイアイ秋葉原クリニックの循環器外来、第2,4土曜日のパレスビルクリニックの人間ドック外来も継続しており、循環器疾患患者のフォローも都市部のExecutive向けの健康アドバイスも、続けることが出来ている。(川崎市幸区の田村外科での外来は、先方の経営上の理由により昨年度で中断となった)
川崎市立川崎病院の症例数減少の影響もあり、済生会東部病院の手術が主体となってきたが、Stent治療では、同病院で手術に立ち会い経験を積んでいる。近年の傾向として、大動脈瘤はかなりの確率でステント治療が採用されてきており、開胸術後の追加乃至再手術としての選択も増えている。超高齢者でのTAVI治療も増加傾向にある。
最新医学情報収集目的で、学術集会・研修会参加も継続。
4月16,17日 | 第116回日本外科学会定期学術集会(大阪国際会議場) |
6月4日 | 第240回日本循環器学会関東甲信越地方会(ステーションコンファレンス東京) |
6月11日 | 第171回日本胸部外科学会関東甲信越地方会(都市センターホテル) |
7月14,15日 | 第63回日本不整脈心電学会学術集会(札幌コンベンションセンター) |
7月23日 | 第11回信濃町CVS研究会(日本橋アステラス製薬本社) |
7月29日 | 日本人間ドック学会学術大会(まつもと市民芸術館・ホテルブエナヴィスタ) |
8月5,6日 | 殿町ウェルビーングイノベーションスクール サマープログラム(川崎市殿町) |
9月25日 | 第64回日本心臓病学会総会(東京国際フォーラム) |
12月3日 | 第242回日本循環器学会関東甲信越地方会(ステーションコンファレンス東京) |
翌2月2日 | 第243回日本循環器学会関東甲信越地方会(ステーションコンファレンス東京) |
2月28日 | 第47回日本心臓血管外科学会学術総会(ホテルニッコー東京) |
3月11日 | 第173回日本胸部外科学会関東甲信越地方会(ステーションコンファレンス東京) |
3月18,19日 | 第81回日本循環器学会学術総会(石川県立音楽堂他:金沢市) |
4月30日 | 小笠原理論のその後:講師 荒田和明(ロイワ理論研究員) |
6月19日 | 日本人のルーツについて:講師 椎橋孝 (インテリアデザイナー) |
7月9日 | 惠榮学について:講師 青山順吉 (投資家) |
9月24日 | 寺社仏閣の参拝の仕方と霊能訓練について:講師 椎橋孝(インテリアデザイナー) |
10月22日 | 東洋医学講座II:講師 高橋秀実(日本医科大学細菌免疫学教授) |
2月25日 | 伊勢白山道について:講師 田所康人(US Beeline主催) |
主勤務先のAOI国際病院の契約先4ヶ所は昨年のまま継続、更に近隣に移転してきた旭屋ミ-トセンターの訪問も追加された。
個人契約の下記医科向け広告代理店に加えて、丸紅フットウェアの産業医訪問も開始
昨年度から始まった、メンタルストレスチェックの職員テストも、全ての契約先で行われ、集計結果について相談に応じた。高ストレス職員の割合はいずれも10~15%と全国平均レベルかそれ以上であり、多いと思われる職場からの面談の希望者は希であった。(実際面談したのは、PI社の3名のみ)
PI社では例年通り、医学知識に基づくアドバイスを訪問毎に求められ、可能な限りで提供。その中で、近年のC型肝炎治療新薬(完治率が高いとされるハーボニー他)の問い合わせにも応じた、専門医の紹介も斡旋しているが、自らも勉強することで、非常に為になっている。
友人知人からの、様々な医療相談にも、基本的に無料で応じている。
高齢者の介護関連問題、その年齢層での難病の治療、メンタルストレスによる求職の状況からどうすべきか、直腸癌の外科手術で人工肛門を避けるには、どの病院で治療を受けるべきか、癌の末期患者で、細胞免疫療法を試してみるべきか、アルコール性肝障害から起こった肝硬変末期の弁護士の肝移植をどうすべきか、など内容は様々だが、相談者の納得がいく様に善処出来ていると思われる。
2016年春より、以前ケイアイ秋葉原クリニックにて実施していた禁煙外来に関する新たな活動として始まったものとして、禁煙が難しい人のためのリスク・リダクションの推進がある。これは前年度東大薬理学木村教授の紹介で訪問してきたフィリップモリス日本(PMIの日本支社)社のiQOS(アイコス)と言う電子タバコの新製品である。かつての電子タバコは、煙が出るものや水溶性のニコチンを一定量供給する形式などであったが、有害性、機器の安全性、使用者の満足度など様々な点から芳しくなかった。
利用する製品は紙巻きタバコでありながら、PMI社のアイコスはそれを燃焼させるのでは無く、ある程度以下の温度で加熱することで、有害物質の発生を抑えながら、ニコチンは抽出してそのVapor(蒸気)を吸わせることで、利用者の満足度も維持しながら、副流煙をなくすことにより,受動喫煙の害をなくし、喫煙者自体の吸入する有毒物質も90〜95%減らせるというものである。機器の発売は2015年の秋に、海外ではスイスとイタリア、それに日本でのみ試験的に始められ、徐々に普及してきて居るとの時点で相談を受けた。
示された有害物質の低減データ、副流煙の消失から、どうしても禁煙が無理という喫煙者や、一度は禁煙に成功したが、ちょっとしたきっかけで又吸い始めてしまったと言う場合は、この器具を使って見る価値はあると考えた。無論、有毒物質が5〜10%以下に下がったとはいえ、それで喫煙による様々な疾病を含む健康被害が実際にどれくらい減るのかは、長期的な成績が得られなければ断定的な結論は出せない。
しかし有害物質を可能な限りへ減らすことで、その悪影響は減少する可能性も否定は出来ない。更に副流煙がなくなるのであれば、基本的に受動喫煙の害はなくなり、少なくとも周囲の非喫煙者への悪影響はなくなるはずだから、使ってみない手はないであろう。
喫煙の害を重視している禁煙学会や循環器学会は、恐らくその長期成績のない点から、エビデンスがないと判断し、現時点ではこの器具を推奨する立場を取っていない。PMI社としても、そうしたリスク・リダクションの効果を見るべく、幾つかの臨床試験を企画して、実施し始めている。
私自身も主勤務先のAOI国際病院を初めとして、医療に従事しながら喫煙している職員に広く勧めて、普通の喫煙を辞めて貰う事に努めながら、冷静な立場で、経緯を見守っていく所存である。
以上
]]>期 間:2015年4月1日~2016年3月31日
昨年度に引き続き以下の活動を継続
通常の臨床医療活動は、主に主勤務先のAOI国際病院(2015年9月1日川崎南部病院より改名)での、循環器・一般内科外来と健康診断業務(院内および巡回)に加えて、月2回のケイアイ秋葉原クリニックでの循環器専門外来、田村外科病院(川崎市幸区)での月2,3回の循環器・一般内科外来、並びにパレスビルクリニック(中央区大手町)での人間ドック外来を実施。循環器に限らず,消化器や糖尿病などの一般内科診療に従事した。それぞれ応需にて抗加齢医学的なアドバイスも併施している。
4月17/18日 | 第115回日本外科学会総会 名古屋国際会議場 |
6月27日 | 第168回日本胸部外科学会関東甲信越地方会 都市センターホテル |
7月18-20日 | 第47回産業医学講習会 日本医師会大講堂 |
7月30/31日 | 第56回人間ドック学会学術大会 パシフィコ横浜 |
8月1日 | 第40回人間ドック健診認定医・専門医研修会 パシフィコ横浜 |
10月18/19日 | 第68回日本胸部外科学会学術集会 神戸ポートピア |
11月1日 | 抗加齢医学会研修用講習会 大手町サンケイプラザ |
11月7日 | 第169回日本胸部外科学会関東甲信越地方会 東京ファッションタウンビル |
12月5日 | 第238回日本循環器学会関東甲信越地方会 ステーションコンファレンス東京 |
12月6日 | 第239回日本循環器学会関東甲信越地方会 ステーションコンファレンス東京 |
2月14日 | AHA・BLSヘルスケアプロバイダーコース 東京医療センター |
2月15/16日 | 第46回日本心臓血管外科学会学術総会 名古屋国際会議場 |
3月20日 | 第80回日本循環器学会学術総会 仙台国際センター |
6月13日(土) | スタイナー医学総論 講師:浦尾弥須子(日本鋼管病院耳鼻科部長) |
12月27日(日) | 免疫学の最新情報 講師:高橋秀実(日本医大細菌免疫学教授) |
12月27日(日) | 抗加齢医学の最新情報 講師:熊丸裕也(室長) |
2月20日(土) | エイズ治療の最新情報 講師:高橋秀実(日本医大細菌免疫学教授) |
3月28日(月) | スタイナー医学 口腔編 講師:山本勇人(山本歯科医院院長) |
主勤務先のAOI国際病院からの産業医訪問ヶ所が4ヶ所
ファーマインターナショナル(株)ではファイザー時代からの関係もあり、主に医薬品のプロモーションに関わる医学的知識の提供やアドバイスを継続している。諸々の疾患に対する医師の考え方、患者の受け止め方や自覚、製品特性や副作用に関する意見も求められ、随時対応している。専門性の高い分野では専門医の紹介も行っている。
以上
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